さてさて、もうすっかり年末ムード。
何だか知らないけども、今年の年末年始は楽しみな展覧会が多くて
ドキドキワクワクしております。
原美術館のジム・ランビー…
ワタリウムの島袋さん…
ん〜良い年末年始になりそうだ。

さてさて、そんな楽しみな展覧会はさておき
「チャロー!インディア-インド美術の新時代」を観てきました。
森美術館で開催されている本展は、その名の通り
インドの現代美術を紹介するってもの。
この手の展覧会は本当に気になる。
決して楽しみなわけじゃない。
気になるのだ。
「インド」を紹介する?
なんじゃそりゃ?
と、思って観に行く。
で
おもしろかった。作品それぞれは。
だけど、展覧会としては、なんというか、インド臭すぎた。
インドの町並みをテーマにした作品とか
インドの宗教をテーマにした作品とか
インドの切手やお金をテーマにした作品とか
ほんとに?
ほんとにインドの作家はみんなそんなに?
そんなに自分のナショナリティばっか気にして作品制作してんの?
ってそんな気がしてしまう。
これ、俺はインド知らないからエキゾチックでおもしろいけど
ほんとに現地でも認められてるんですか?
という作品も多々。
う、う〜ん…。
なぜこんな事態が起こりうるのでしょうか…?
インドの作家の大半は本当に「国」にガンジガラメになって制作しているのか…?
それともキュレーション側が鑑賞者の期待に答えようとしてるだけか…?
(そう、それはインド料理屋にカレーを期待し
その期待を読み取りカレーをサーブするインド料理屋のように)
はたまた、鑑賞者側の「インドの現代美術ですよ!」という前知識からくる
「おお!これがインドの現代美術か!インドっぽいな!」という幻想か…?
俺はこの手の展覧会に疑問がムンムンです。
今回の記事で言いたい事等ありません…
単なるクエスチョンです。
この「○○の現代美術を紹介」的な展覧会は
いったい何なのか?
それを改めて考察するため
近年筆者が観た「○○の現代美術を紹介」的な展覧会と
その簡単な感想をまとめてみました。とりあえず。
(落とし所は今のトコロ見えていません)
●「Follow me!新しい世紀の中国現代美術」@森美術館
2005年7月2日→9月4日
進む開発、壊れる伝統…その間で揺れる中国。
そんな感じだった。なんか全部それぞれおもしろかったんだけど
向かってる方向がみんな同じで、つまりその伝統と開発の問題とかで
なんだか一元的だなぁと思った。
ま、当時、それが中国!っちゃあ中国。
●「転換の作法―ポーランド、チェコ
スロヴァキア、ハンガリーの現代美術」@東京都現代美術館
2006年12月13日→3月26日
え…あ…ていうか範囲広過ぎませんか?4カ国?無理ない?
しかも全然思い出せない…なんか重たい服があった気がする…
●「show me Thai-みてみ★たい」@東京都現代美術館
2007年4月18日→5月20日
これは覚えてる。なんだか飢餓とかストリートチルドレンとかを
テーマにした作品が多くて、重いなぁって思った覚えがある。
そんで日本の個人の個人的な個人性の強い作品とかに苛立ったりしてた。
この展覧会のイメージをそのまま受け取るなら
タイは社会性の強い作家が多く、アートはメッセージを発信するツールとしての
機能が強く働いているんじゃないかなぁという印象。
しかしすげぇタイトルだな…。
●アヴァンギャルド・チャイナ@国立新美術館
2008年8月20日→10月20日
この展覧会の優れているところは、時代をしぼったところ。
時間軸を設定したところ。
「今現在」じゃなかったからある種の歴史解釈として楽しめた。
だからこの展覧会はちょっと性格を異にするかも。
どっちかってっと「○○主義から○○主義へ」みたいな展覧会に近い。
●ネオ・トロピカリア@東京都現代美術館
2008年10月22日→2009年1月12日
これは変に「ブラジルっぽく」なかった!
しかもファッションとか建築とかいろんなジャンルが範疇なのも良い。
観ている感覚としては面白いものが集まって
たまたまブラジルから来てましたという感じ。
だから素直にトロピカリアってのはどんな概念なんだろうと思い
カタログ買おうとしたら制作が間に合わず販売してませんでした。
がんばれ、学芸員。
●チャローインディア@森美術館
2008年11月22日→3月15日
これは上記した通り。
あぁ、ほら、結局落とし所がない…。
あ、でも最近増えてるんですね?この手の展覧会。
今年3本かぁ…
グローバリズムの反動ですかねぇ…。
こういうローカルを見せたがる/見たがるのは…。
なんかもうひとつコンセプトがあれば良いと思うんですよ。
例えば村上がキュレーションした展覧会みたいにさ。
スーパフラット→日本の作家達、的な。
だって、インドの人が集まる必然性がないじゃない。
なんかそこに無理にコンテクスト組まれてもイマイチなぁ。
あ、日本でこんだけ外国の現代美術紹介の展覧会やってるってことはよ?
外国で「日本の現代美術展」とかって、やっぱやってんのかな?
うわー、なんかアニメっぽいマンガっぽい作品で埋め尽くされそう!
痛い!痛すぎる!
は〜ぁ……
何なんだこの記事…
本当に落とし所が見えないのでこのくらいでやめておきます。
ただのボヤキです。
「○○の現代美術を紹介する」的な展覧会への疑問。おわり。
(福満しげゆき風)
___________________
『
「チャロー!インディア:インド美術の新時代」展』
会場: 森美術館
スケジュール: 2008年11月22日 〜 2009年03月15日
12/23(火)、12/30(火)は22:00まで いずれも入館は閉館時間の30分前まで
住所: 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
電話: 03-5777-8600


何だか知らないけども、今年の年末年始は楽しみな展覧会が多くて
ドキドキワクワクしております。
原美術館のジム・ランビー…
ワタリウムの島袋さん…
ん〜良い年末年始になりそうだ。

さてさて、そんな楽しみな展覧会はさておき
「チャロー!インディア-インド美術の新時代」を観てきました。
森美術館で開催されている本展は、その名の通り
インドの現代美術を紹介するってもの。
この手の展覧会は本当に気になる。
決して楽しみなわけじゃない。
気になるのだ。
「インド」を紹介する?
なんじゃそりゃ?
と、思って観に行く。
で
おもしろかった。作品それぞれは。
だけど、展覧会としては、なんというか、インド臭すぎた。
インドの町並みをテーマにした作品とか
インドの宗教をテーマにした作品とか
インドの切手やお金をテーマにした作品とか
ほんとに?
ほんとにインドの作家はみんなそんなに?
そんなに自分のナショナリティばっか気にして作品制作してんの?
ってそんな気がしてしまう。
これ、俺はインド知らないからエキゾチックでおもしろいけど
ほんとに現地でも認められてるんですか?
という作品も多々。
う、う〜ん…。
なぜこんな事態が起こりうるのでしょうか…?
インドの作家の大半は本当に「国」にガンジガラメになって制作しているのか…?
それともキュレーション側が鑑賞者の期待に答えようとしてるだけか…?
(そう、それはインド料理屋にカレーを期待し
その期待を読み取りカレーをサーブするインド料理屋のように)
はたまた、鑑賞者側の「インドの現代美術ですよ!」という前知識からくる
「おお!これがインドの現代美術か!インドっぽいな!」という幻想か…?
俺はこの手の展覧会に疑問がムンムンです。
今回の記事で言いたい事等ありません…
単なるクエスチョンです。
この「○○の現代美術を紹介」的な展覧会は
いったい何なのか?
それを改めて考察するため
近年筆者が観た「○○の現代美術を紹介」的な展覧会と
その簡単な感想をまとめてみました。とりあえず。
(落とし所は今のトコロ見えていません)
●「Follow me!新しい世紀の中国現代美術」@森美術館
2005年7月2日→9月4日
進む開発、壊れる伝統…その間で揺れる中国。
そんな感じだった。なんか全部それぞれおもしろかったんだけど
向かってる方向がみんな同じで、つまりその伝統と開発の問題とかで
なんだか一元的だなぁと思った。
ま、当時、それが中国!っちゃあ中国。
●「転換の作法―ポーランド、チェコ
スロヴァキア、ハンガリーの現代美術」@東京都現代美術館
2006年12月13日→3月26日
え…あ…ていうか範囲広過ぎませんか?4カ国?無理ない?
しかも全然思い出せない…なんか重たい服があった気がする…
●「show me Thai-みてみ★たい」@東京都現代美術館
2007年4月18日→5月20日
これは覚えてる。なんだか飢餓とかストリートチルドレンとかを
テーマにした作品が多くて、重いなぁって思った覚えがある。
そんで日本の個人の個人的な個人性の強い作品とかに苛立ったりしてた。
この展覧会のイメージをそのまま受け取るなら
タイは社会性の強い作家が多く、アートはメッセージを発信するツールとしての
機能が強く働いているんじゃないかなぁという印象。
しかしすげぇタイトルだな…。
●アヴァンギャルド・チャイナ@国立新美術館
2008年8月20日→10月20日
この展覧会の優れているところは、時代をしぼったところ。
時間軸を設定したところ。
「今現在」じゃなかったからある種の歴史解釈として楽しめた。
だからこの展覧会はちょっと性格を異にするかも。
どっちかってっと「○○主義から○○主義へ」みたいな展覧会に近い。
●ネオ・トロピカリア@東京都現代美術館
2008年10月22日→2009年1月12日
これは変に「ブラジルっぽく」なかった!
しかもファッションとか建築とかいろんなジャンルが範疇なのも良い。
観ている感覚としては面白いものが集まって
たまたまブラジルから来てましたという感じ。
だから素直にトロピカリアってのはどんな概念なんだろうと思い
カタログ買おうとしたら制作が間に合わず販売してませんでした。
がんばれ、学芸員。
●チャローインディア@森美術館
2008年11月22日→3月15日
これは上記した通り。
あぁ、ほら、結局落とし所がない…。
あ、でも最近増えてるんですね?この手の展覧会。
今年3本かぁ…
グローバリズムの反動ですかねぇ…。
こういうローカルを見せたがる/見たがるのは…。
なんかもうひとつコンセプトがあれば良いと思うんですよ。
例えば村上がキュレーションした展覧会みたいにさ。
スーパフラット→日本の作家達、的な。
だって、インドの人が集まる必然性がないじゃない。
なんかそこに無理にコンテクスト組まれてもイマイチなぁ。
あ、日本でこんだけ外国の現代美術紹介の展覧会やってるってことはよ?
外国で「日本の現代美術展」とかって、やっぱやってんのかな?
うわー、なんかアニメっぽいマンガっぽい作品で埋め尽くされそう!
痛い!痛すぎる!
は〜ぁ……
何なんだこの記事…
本当に落とし所が見えないのでこのくらいでやめておきます。
ただのボヤキです。
「○○の現代美術を紹介する」的な展覧会への疑問。おわり。
(福満しげゆき風)
___________________
『
「チャロー!インディア:インド美術の新時代」展』
会場: 森美術館
スケジュール: 2008年11月22日 〜 2009年03月15日
12/23(火)、12/30(火)は22:00まで いずれも入館は閉館時間の30分前まで
住所: 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
電話: 03-5777-8600

展覧会に行ってみないとわかりませんが、インドの方々が「国家的インド人アイデンティティー」を持っているとは到底思えないのですが、もしそれが色濃く出てる(あるいは説明されてる)展覧会ならどうなんでしょうという感じですね・・・。
「インドの町並み」、「インドの宗教」、「自分の“ナショナリティ”」なんてものは存在しないよ絶対。
今年インドのケララ州はアレッピーでお世話になった方々とカレーを食っていて、「スリランカと違った手の使い方をするんだねー」っていう私の質問に「インディアン・スタイル」とは答えず「ケラニアン・スタイル!」と返されました。
あえて「国家」の名前を出した私の質問に、わざわざ「州」で返されたのはよくよく考えると面白いね。。